特別展・企画展
令和8年度夏季企画展「年代の定点」

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学芸員として展示解説や講座を行っているとき、「この資料はいつ製作されたのか」という質問を頻繁に受けます。本展では、こうした素朴な疑問に答えることを出発点としつつ、考古資料に対する年代決定のしくみを解説し、年代決定の「定点」となっている資料を網羅的に展示することで、日本列島における、弥生時代の終わりから奈良時代に至る約500年間のタイムスケールを、様々な考古遺物から描き出します。
また、関連行事である講演会も含め、年代決定と切っても切りはなせない、文化財科学の成果もご紹介します。
■会期:令和8年7月18日(土)~9月6日(日)
■開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
■休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は火曜日が休館)
■入館料:一般600(480)円、65歳以上・高校・大学生460(370)円
( )内は、20名様以上の団体料金
■主催:大阪府立近つ飛鳥博物館
■後援:河南町、河南町教育委員会、太子町、太子町教育委員会、百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議、歴史街道推進協議会、近畿日本鉄道株式会社
■関連行事
講演会「考古学と『年代』」
〈第1回〉7月19日(日)
「年輪年代学と考古学-研究の基礎と可能性」
前田 仁暉氏(岡山大学文明動態学研究所 助教)
■時間:13時30分~15時
■会場:博物館地階ホール
■定員:150名
■受講料:500円
※事前申込は不要です
※午前10時より受付にて整理券を配布します
〈第2回〉8月9日(日)
「須恵器編年と年代の定点」
山田 邦和氏(同志社女子大学現代社会学部 特任教授)
■時間:13時30分~15時
■会場:博物館地階ホール
■定員:150名
■受講料:500円
※事前申込は不要です
※午前10時より受付にて整理券を配布します
〈第3回〉8月23日(日)
「飛鳥・奈良時代の土器編年と年代」
小田 裕樹氏(奈良文化財研究所 企画調整部 展示公開活用研究室 室長)
■時間:13時30分~15時
■会場:博物館地階ホール
■定員:150名
■受講料:500円
※事前申込は不要です
※午前10時より受付にて整理券を配布します
近つ・弥生<交換>講演会
■演題:「弥生時代像をみなおす―弥生博春夏季企画展のみどころ―」
■講師:三好 玄 氏(大阪府立弥生文化博物館 学芸総括)
■日時:8月2日(日)13時30分~15時
■会場:博物館地階ホール
■定員:150 名
■参加費:無料
土曜講座
■演題:「考古資料から紐解く500年間の定点」
■講師:飯塚 信幸(当館学芸員)
■日時:7月18日(土)14時~15時
■会場:博物館地階ホール
■定員:150名
■受講料:無料
学芸員による展示解説
7月25日(土)/ 8月2日(日)/ 8月15日(土)/ 9月5日(土)
■時間:13時30分~14時(8月2日(日)は11時~11時30分)
■場所:地階特別展示室
■定員:なし
■参加費:無料(ただし、当日の入館手続きが必要です。)
※事前申込みは不要です。
ワークショップ「桜コースターで年輪を読もう」
■日時:8月11日(火・祝)13時30分~15時30分
■会場:博物館1階ロビー
■参加費:無料(ただし、入館手続きが必要)
※同時参加は6組まで、順次交代
※材料がなくなり次第終了
●講演内容の文字通訳、場内誘導、車いす席の確保等について、サポートをご希望の方は、【開催日の3日前】までに、ご希望の内容をお知らせ下さい。ご要望内容を検討のうえ、できる限りの対応を取らせていただきます。
展示構成とおもな展示品
第1章 考古学における年代決定のしくみ
・年輪のサンプル(奈良文化財研究所)
・池上曽根遺跡出土弥生土器(和泉市教育委員会)
・応神天皇陵古墳出土笠形木製品(当館)
・難波宮跡出土柱(大阪府教育委員会)
・瓜生堂遺跡出土土師器(大阪府教育委員会)
・日下遺跡出土馬骨(大阪府教育委員会)
第2章 古墳出土資料が語る年代
・紫金山古墳出土方格規矩四神鏡(京都大学考古学研究室)
・東大寺山古墳出土鉄刀復元品(大阪府立弥生文化博物館)
・鴨都波1号墳出土三角縁神獣鏡・石製品・勾玉・土師器(御所市教育委員会)
・長山古墳出土柱(堺市文化財課)
・ニサンザイ古墳出土木製蓋(堺市文化財課)
・埼玉稲荷山古墳出土鉄剣復元品(当館)
第3章 土器―年代のものさし―
(1)陶邑の須恵器
・陶邑窯跡群出土須恵器(大阪府教育委員会/龍谷大学付属平安高等学校・中学校/堺市文化財課)
(2)それぞれの定点
・宇治市街遺跡出土初期須恵器・羽子板状木製品(宇治市教育委員会)
・新堂遺跡出土初期須恵器(橿原市)
・今城塚古墳出土須恵器(高槻市)
・藤ノ木古墳出土鞍金具・須恵器複製品(斑鳩町)
・飛鳥寺下層出土須恵器(奈良文化財研究所)
(3)都城の土器とその定点
・山田寺下層出土土師器(奈良文化財研究所)
・飛鳥水落遺跡出土土師器・須恵器(奈良文化財研究所)
・大官大寺下層出土須恵器・土師器(奈良文化財研究所)
第4章 文字が伝える年代
・石上神宮七支刀復元品(当館)
・野中寺出土ヘラ書き平瓦(羽曳野市教育委員会)
・平城宮下層下ツ道西側溝SD1900出土須恵器・木簡レプリカ・須恵器・土師器(奈良文化財研究所)
・平城京左京SD5100出土墨書土器(奈良文化財研究所)