過去の歴史を知るためには、発掘調査により遺跡から得られる情報が欠かせません。大阪府内では、50年以上にわたって、数多くの発掘調査が行われています。これまでの発掘調査により、大阪の地下には質・量ともに日本屈指の遺跡が眠っていること、また、現在の大阪の都市としての繁栄がいにしえから積みかさねられた人びとの営みのうえに成り立っていることが明らかにされています。

　今回の展示では、大阪府が所蔵する古墳時代～飛鳥時代（おおよそ４～７世紀）の発掘調査資料の中から優品を選りすぐりました。展示は、亡くなった人をどのように弔ったか、都と寺院のようす、暮らしとものづくりのあり方などをお伝えできるよう構成しており、資料を通じて当時の社会のありようを描きます。
また今回の展示では、歴史に興味のある方、考古学に詳しい方はもとより、多くの方々の好奇心をくすぐるよう工夫してみました。

　考古学って、遺跡って、おもしろい。この夏、近つ飛鳥博で知的体験、してみませんか。

■開館時間　午前10時～午後5時（入館は午後4時30分まで）
■休館日　　毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は火曜日が休館）
■入館料　　一般430円（340円）、65歳以上・高大生330円（260円）
・中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
・（　　）内は20名様以上の団体料金

◆関連行事◆
・土曜講座
7月22日（土）　「令和５年度夏季企画展のみどころ」 / 市川　創（当館学芸員）
時間　14:00～15:00
会場　地階ホ－ル
定員　150名
参加費　200円（当日の入館リーフレット、もしくは年間パスポートの提示で無料）

・学芸員による展示解説
7月22日（土）/ 8月5日（土）/ 8月20日（日）/ 9月3日（日）/ 9月17日（日）
時間　14:00～14:30（7月22日のみ15:00～15:30）
会場　地階特別展示室

◆体験コ－ナ－◆
石棺模型と背ぇくらべ
日時　会期中常設
会場　地階特別展示室

◆期間中のイベント（参加費無料）◆
・鬼瓦のお面をつくっちゃおう！
8月11日（金・祝日）
時間　①11:00～12:30
　　　②14:00～15:30
会場　1階ロビ－
定員　各回30名

・ぬりえコーナ－
日時　会期中常設
会場　地階ギャラリー裏通路