博物館について
  • 近つ飛鳥とは
  • 建物について
  • 博物館建設基本構想
  • 博物館の使命

大阪府立近つ飛鳥博物館の使命

古墳時代は、現代の日本につながる国の形がはっきりしてくると同時に、人と人との間の較差が大きくなっていく時代です。複雑になった社会の様子を最もよく表しているのが、さまざまな大きさと形をもつ古墳です。仁徳陵古墳をはじめとする百舌鳥・古市古墳群(大阪府堺市・羽曳野市・藤井寺市)の存在は、古墳文化という世界でも他に類をみない独特な文化の中心が、この時代の大阪にあったことを物語っています。

国としてのまとまりがはっきりしてくるのと同時に、他の国との間で国際交流が盛んとなっていきます。交流の過程では、たくさんの人や物、知識の渡来があり、古墳時代が過ぎ、飛鳥時代を経て、律令をはじめとする中国大陸の社会システムを受け入れた本格的国家の成立につながっていきます。

このような3世紀から7世紀にかけての国家形成にかかわるプロセスは、現代の私たちが生きる社会の成り立ちを根本的に規定しており、個人であってもその影響をさけることはできません。

近つ飛鳥博物館は、このような時期にあたる古墳時代~飛鳥時代をテーマとし、古墳文化の中心の一つである大阪、なかでも特に渡来文化の存在を物語る物証の集中する近つ飛鳥の地域を選び、展示や活動を行ってきました。

これから当館は、館の特長を活かし、以下の4つの役割を果たしていきます。

  1. 教育・学習
    隣接する史跡一須賀古墳群や王陵の谷と呼ばれる磯長谷の古墳、収蔵する多くの実物資料を活かし、古墳文化を復元・体感することを通じて、現代の文化や社会の根本を探る教育・学習を行います。
  2. 大阪の魅力向上
    百舌鳥、古市古墳群をもつ「古墳文化の中心地」という地域性を活かして大阪の文化を発信するとともに、世界の他の文化との対話の基礎をつくります。
  3. 府民協働
    古墳文化と南河内の歴史・文化を中心として、府民や企業など、さまざまな主体と協働することにより、参画する主体に活動の場を提供するとともに、郷土への誇りを育みます。
  4. 研究・事業企画
    古墳文化の研究および教育普及方法の研究を行い、その成果を上記の3つの役割を果たすために活かします。