展示について

平成31年度春季企画展 「寛弘寺古墳群と紺口県主-古墳時代の地域と王権-」

≪開催趣旨≫

 「大化の改新」以前には、「県(あがた)」という地方の単位があったとされます。 「記紀」や「風土記」の伝承では、天皇の直轄地の首長、国造(くにのみやつこ)の下の地域首長として 「県主(あがたぬし)」が表現されています。大阪府内では、摂津の高槻市・茨木市に三島県主(みしまのあがたぬし)、 河内の八尾市に三野県主(みののあがたぬし)、柏原市に大県主(おおのあがたぬし)、藤井寺市に志貴県主(しきのあがたぬし)、 富田林市に紺口県主(こむくのあがたぬし)、和泉(当時は河内)の国に茅渟県主(ちぬのあがたぬし)の6首長が知られています。 その役割については、地方の首長で、神の霊をとどめ、託宣を聞くなど宗教的な性格を帯び、祭祀にかかわったことなども文献からは窺われます。
 今回の企画展では、現在の南河内付近を治めたとされる「紺口県主」の領域と考えられる地域を取り上げます。なかでも、古くからその関わりが指摘されている、 河南町西部、千早川西側の丘陵上に位置する寛弘寺古墳群を取り上げ、周辺の古墳などとの比較から、古墳時代の地域首長の姿を考えてみたいと思います。 これまで考古学的な資料が蓄積されながら、あまり検討の進んでこなかった寛弘寺古墳群は、 4世紀から7世紀後半にかけて地域首長層によって造られたと考えられています。 この展示では、古墳から出土した考古資料を通して寛弘寺古墳群を中心として南河内地域の歴史や「県主」について考えたいと思います。

≪内容≫
会期 平成31年4月27日(土)~7月7日(日)
会場 大阪府立近つ飛鳥博物館 特別展示室
主催 大阪府立近つ飛鳥博物館
後援 河南町 河南町教育委員会  太子町 太子町教育委員会 
百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議 歴史街道推進協議会 
近畿日本鉄道株式会社
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館、
5月7日(火)、5月8日(水)は休館)
観覧料 一般430円[340円]、65歳以上・高校・大学生330円[260円]
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方【介助者1名含む】無料
※([  ]内は20名様以上の団体料金)
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