古墳つくりで、いろいろとかかるもの
≪古墳をつくった日数と人の数、費用は≫
ある会社(かいしゃ)の人が計算したところでは、大仙(だいせん)古墳では15年8カ月の年月がかかり、のべ680万7千人が必要(ひつよう)であったと言います。また、費用(ひよう)は今のお金で796億円がかかるそうです。
でも、この中には3万本をこえる埴輪(はにわ)づくりの人と費用はふくまれていないので、もっとすごくなります。
盛(も)るための土 | 1,124,974立方メートル |
掘(ほ)ってとりのぞく土 | 1,104,906立方メートル |
使う埴輪 | 30,329本 |
使う葺石 | 14,605,690個 |
≪古墳をつくるための古墳時代と今の差は≫
古墳(こふん)時代には今みたいにパワーシャベルやブルトーザー、トラックはないので、土を掘(ほ)るのに先だけが鉄でできたスコップや鍬(くわ)を使(つか)い、土を運(はこ)ぶのにはカゴや袋(ふくろ)に入れたりして運びました。遠くからものを運ぶときは、小さな船で何艘(なんそう)にも分けて運びました。大きな石を運ぶときは修羅(しゅら)という木のそりにのせて運びました。
古墳時代には今のような機械(きかい)がなく、なにかにつけて人の力が必要で、たくさんの人を集めなくてはなりませんでした。